妊娠がわかってわりとすぐに始まるのが「つわり」です。
重症化して入院が必要になる人がいる一方で、全く症状が出ない人もいて、本当に個人差が大きいのが特徴です。
私自身、妊娠する前は
「赤ちゃんができたら、つわりなんて乗り越えてみせる!」
と意気込んでいました。
でも、実際につわりが始まってみると、
「いつ終わるかわからない不安」
「赤ちゃんはちゃんと育っているのか」
諸々の不安に押しつぶされて、精神的にとても参ってしまいました。
喜びも束の間、すぐに始まる過酷なつわり。
少しでも楽になれたら、うれしいですよね。
今回は、そんなつわりを少しでも和らげてくれる可能性がある救世主、
「ビタミンB6」
についてお話しします。
実は日本ではあまり知られていませんが、米国産科婦人科学会では、つわりの症状に対してビタミンB6を摂取する治療法が取り入れられています。
1. 私のつわり体験
私の2回目の妊娠時のつわりは、妊娠6週目から始まりました。
これがもう、本当に地獄のようで…
- 吐きづわり
- 匂いづわり
- 食べづわり
すべてのタイプがフルコンボで襲ってきました。
特に、食べたいものがなくなってしまい「食が楽しみじゃない人生ってこんなにもつらい物なの?」と本気で思ってました。
(食い意地が張っているので余計に…)
「せっかく授かった命だから、弱音は吐いちゃダメ」と思いつつも、やっぱりつらいものはつらい。
気づけば、「つわり いつ終わる」「つわり ピークはいつ」などと毎日検索し、ChatGPTにも何度も相談していました。
1日中ベッドとトイレの往復。
もうしんどすぎてヤバかったです。
お風呂なんて週1回ほどしか入らず、もっともつわりが辛かった2月にお風呂に入った回数は片手で数えられます。
脱水気味でケトン体も出ましたが、入院するほどではなかったため、自宅でひたすら横になる生活。
でも、横になるのも決して楽ではなく、スマホや本を読む気力もなく、ただぼーっと外を眺める日々が続きました。
この頃はまだ胎動も感じない時期なので、
「赤ちゃん、元気かな?」
「ちゃんと育ってるのかな…」
「また流産してしまったらどうしよう」
と、ネガティブな想像が止まらず、いろんなことを考えてしまってポロポロと涙が止まりませんでした。
また、2度の妊娠のつわり(妊娠初期症状)の比較について詳しく記事を書いていますので、気になる方はこちらをご覧ください。↓
2. つわりにビタミンB6が効くメカニズム
そんな辛いつわりの症状が緩和出来たら、最高ですよね。
つわり対策として、病院ではプリンペランや漢方薬などが処方されることもありますが、もっと手軽に取り入れられる方法の一つが、ビタミンB6の摂取です。
ビタミンB6が効果を発揮するメカニズム
①妊娠中はエストロゲンの増減が激しくなり、その濃度が高くなると吐き気を引き起こす原因になるとされています。
②ビタミンB6が不足すると、エストロゲンの代謝がうまくいかず、体内濃度がさらに上がってしまいます。
③また、トリプトファンというアミノ酸がセロトニンに変わる際にもビタミンB6が使われます。ビタミンB6が不足すると、セロトニンが作られず、結果的に吐き気を引き起こすトリプトファンが体内に残ってしまいます。
つまり、ビタミンB6を補うことで、エストロゲンやトリプトファンのバランスを整えることができ、つわりの軽減につながると考えられています。
詳細はこちらのページにありますので、興味のある方はぜひ確認ください。↓

3. 私が飲んでいたビタミンB6サプリ
私が実際に飲んでいたサプリはこちらです。
国内産・価格も手頃で、安心して飲み続けられました。
妊娠4週ごろから安定期に入るまで、毎日継続して飲んでいました。
ドラッグストア等で手軽に手に入れられればいいのですが、ビタミンB6単体のサプリってなかなか見かけないんですよね…なので私はネットで購入しました。
4. ビタミンB6の効果は?
私には効果があったと思います。
つわりが少し落ち着いてきた9週ごろ、「もうつわりは終わったかな」と思ってビタミンB6の服用をやめたところ…
その後すぐ、9週後半からつわりがぶり返し、しかも以前より症状がひどくなってしまいました。
飲み続けておけばマシになったのでは…?と本当に後悔しました。
5. 最後に
妊娠がわかってうれしい気持ちに浸る間もなく始まる、つらいつわり。
症状は出産までとわかっていても、少しでも楽に、安心して過ごせたらいいですよね。
この記事が、同じように悩んでいる妊婦さんや、妊娠を考えている方のお役に立てばうれしいです。
それでは、全ての妊活戦士&ママに幸あれ!