【複雑な気持ち】マタニティブルー気味【妊娠中】

マタニティ
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今回は、私が妊娠中にマタニティブルーのような気持ちになってしまった時のお話をしようと思います。

私は最初の妊娠で初期流産を経験しました。その時の気持ちは、今も心のどこかにずっと残っていて、2回目の妊娠をしてからも、その記憶や不安を引きずっています。

「これからもきっと、一生忘れることはないんだろうな」と感じています。

情緒不安定なトツキトオカですが、不安と戦った日々、自分の気持ちと向き合いながら過ごした日々を、せっかくなので記録として残したいと思い、この文章を書かせていただきました。

あまり明るい話ではなく、内容的に少し重たい部分もあるかと思いますので、不安な気持ちになりそうな方は、無理せずここで読み止めていただけたらと思います。

1. 「ひよこをまもれ」を読んで大号泣

「ひよこをまもれ」という漫画をご存じでしょうか?
妊活・妊娠・出産・育児がメインテーマの作品で、すぎさき瑛梨さんという方が描かれています。

Amazon Kindleで無料で読むことができるので、まだの方はぜひ一度読んでみてください。

私は妊活中からずっと読んでいて、大好きな作品のひとつです。

きれいごとではない、リアルな日常が描かれているのが個人的に好きなポイントです。

内容も全部知っているのに、2回目の妊娠中(妊娠18週頃)に、改めて読み返したとき、何故か大号泣してしまいました。

その日は泣き疲れて眠ってしまい、夢の中でも泣いていたくらいです。

健診で赤ちゃんの成長を感じるたびに、「なぜ1人目の子は流れてしまったんだろう…」と、自然と考えてしまっていました。

「もしこの子までいなくなったらどうしよう」と思うと、不安で、毎日のように涙が出ていました。

その頃ちょうど胎動を感じ始めた時期でもあり、泣いているとお腹の中からポコポコと動きを感じました。

「赤ちゃんが励ましてくれてるのかな?」と思うと、ますます涙が止まらなくなって…。

今思えば、心の中で1人目の子と2人目の子への気持ちが入り混じって、自分でも整理がつかなくなっていたんだと思います。

『ひよこをまもれ』を読むことで、登場人物と自分が重なって見える部分があって、感情があふれてしまっていました。

2. 忘れられない最初の子

「今お腹にいる子を、絶対に無事に産みたい」と強く願う一方で、心の中には複雑な気持ちがありました。

・このまま無事に生まれてきてほしいという気持ちも本当
・授かれたことに心から感謝している気持ちも本当
・でも、1人目の子にいなくなってほしくなかったという気持ちも本当
・もう二度と同じ思いをしたくないという気持ちも本当

前回の子がいなくなってしまってからすぐの妊娠だったため、全てを叶えると矛盾が生じてしまいわけがわからなくなりますが、でも全部本当の気持ちなのに、どれも同時には叶えられないから、心の中がごちゃごちゃになってとても苦しかったです

健診の帰り道、順調な成長を喜ぶ反面、どこかずっと不安で…。
前の子のことを思い出しては、涙が止まりませんでした。

私はこれまで、最初に授かった命のことをずっと心の中に抱えながら過ごしてきました。
今も、そしてこれからも決して忘れることのない、大切な存在です。

感謝とごめんねの気持ち、そして変わらない愛情を、言葉にして届けてみようと思いました。
短い間だったけれど、確かに私たちのもとに来てくれたあの子へ向けた手紙です。

最初にお腹に宿ってくれた子へ

あなたのことは、きっと一生忘れないと思う。
大好きだよ。天国で見守ってくれているかな?

性別はわからないままだったけど、なんとなく男の子だったような気がしています。
あなたの妹は、元気に育っているよ。どうか、見守ってあげてね。

そしてまた、生まれたいという思いがあれば、お母さんのお腹を選んでくれたら嬉しいな。

3. 今、お腹に宿ってくれている子

妊娠中、不安や喜び、いろんな感情の中で過ごす日々。

その中でふと湧いてきた、今お腹にいる赤ちゃんへの想いを言葉にしてみました。

生まれてきてくれる日を心から楽しみにしながら、書いた手紙です。

今、お腹にいてくれている子へ

私たち夫婦のもとに宿ってくれて、本当にありがとう。

知らず知らずのうちに、プレッシャーをかけてしまっていたらごめんね。
まだお顔を見ることはできていないけれど、心からあなたを愛しています。

どうか無事に、元気に生まれてきてね。
お産は2人の共同作業だから、頑張ろうね。
そして、お父さんとお母さんと一緒に、たくさん笑って暮らしていこう。

あなたを必ず幸せにします。
会える日を楽しみに、心から待っています。

4. 最後に

妊娠・出産は嬉しいことのはずなのに、思い出や不安、過去のつらさが重なって、時に心が押しつぶされそうになることもあります。

特に流産などの経験があると、「また何かあったらどうしよう」と過去の傷がふとよみがえり、前向きになることすら怖くなってしまう日もあるかもしれません。

でも、そう感じるのは、過去の命も、今宿っている命も、どちらも大切に思っている証拠なのだと思います。

私はまだ、自分の気持ちに整理がついたわけではありません。
それでも、こうして言葉にすることで少しずつ、心が軽くなってきた気がします。

同じように、不安や葛藤を抱えながら妊娠期を過ごしている方がいたら、あなたはひとりじゃないということを、少しでも伝えられたら嬉しいです。

それでは、全ての妊活戦士&ママに幸あれ!

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