【初めての健診で発覚】稽留流産①【人生で一番辛い日】

流産

今回は、稽留流産した話をお伝えします。

こちらの記事の続きになります。

今回のテーマは流産の話になりますので、少しセンシティブな内容になります。

どうかご自身の気持ちを優先して読んでください。

1. 流産の予兆

7w6dで心拍確認の二回目を終え、不妊治療専門クリニックを無事卒業しました。

もうこのクリニックに来ることはないといいな…と思いながら帰りました。

しかし、次の妊婦検診までの間、今思えば程度ですが流産の予兆はありました。

予兆
・8w1dぐらいから、つわりが全くなくなった。
・8w3d頃、左腹の痛みがずっと続いていた。

もともとつわりは軽いほうで、歯磨きやうがいの時の軽いえづきはありましたが、それが全くなくなりました。

つわりが元々ひどかったら気付きやすかったのでしょうが、この時の私はラッキーぐらいにしか思っていませんでした。

腹痛に関しては、痛む場所が下腹部ではなく上の方だったので特に気にしませんでした。

2. 人生で最も辛かった日

そして迎えた、8w5d。初めての妊婦検診の日。

初診の紙を書いてたくさんの妊婦さんに囲まれ、待機します。

15分後、先生に呼ばれ診察室へ。

まずは体調は大丈夫ですか?との質問。

悪くなかったので大丈夫ですと答え、なにかあったら母健カード書くからね、と言ってくれました。
本当にやさしい先生でした。

妊婦検診は最初色々やることがあって大変なんだよーと言われ、たくさん質問をされました。
その時、なぜか私は流産することが予めわかっていたかのようなことを思ってしまうのです。

しゅんしゅん
しゅんしゅん

診察してから色々話せばいいのに、流産してたらどうするんだろう…

今考えると、冷静です。

いざ、診察が始まり、エコーで赤ちゃんの様子を見ました。パッと見た感じだと素人の私には特に異常は感じられず、赤ちゃんが映っているのを見て、「どれくらい成長したかな?」とワクワクしていました。

そしてこの後の会話は、今でも思い出せるほどはっきり覚えています。

先生
先生

こちらが頭で、こちらが胴体。大体サイズは●●mmくらいです。

しゅんしゅん
しゅんしゅん

(ん? 約一週間前とほとんどサイズが変わっていない?)

先生
先生

心臓がこの辺りにあるはずなんだけど、動いていないね…大きさも一週分ぐらい小さいです。

しゅんしゅん
しゅんしゅん

………嘘……。

現実のこととは思えず、何も考えることができず、やっと絞り出した言葉が「嘘…」でした。
先生とのその後の会話は、ほとんど覚えていません。

不妊治療クリニックから紹介状を持ってきていたため、先生はそのクリニックに電話をかけて確認してくれました。

すると、元の不妊治療クリニックの先生が、
「改めて確認したいので、いつでもいいから一度来院してほしい」と言っているとのこと。

しゅんしゅん
しゅんしゅん

(不妊治療クリニック、結局卒業できなかったな…)

お会計も、通常の妊婦健診であれば保険適用にならないはずなのに、保険適用になっていたので嫌に安かったです。
それで現実味を帯びた記憶があります。

3. 絶望、悲愴、行き場のない悲しみ

妊婦検診終了後、夫にすぐ連絡。帰ってからはしばらく大号泣。

どうやって病院から帰ったかも正直覚えていません。

なぜ自分が?出血なんてまったくなかったのに…。
自覚症状がないって本当に怖いものです。

しばらくは、確率が低い方を引いてしまった自分を責めました。現実を受け入れたくなくて、誰にも言いたくない、会いたくないという気持ちでいっぱいでした。

すでに報告してしまった親や上司にどう伝えればいいのか、同情されるのも嫌、いっそのことまたすぐ妊娠すれば、何も言わないでごまかせるんじゃないかなど、明らかに無理なことを考えていました。

そして地味につらかったのは、流産を告げられた次の日の朝です。

昨日の朝まで、赤ちゃんがお腹にいる幸せな気持ちで目覚めていました。

しかし、この日は目覚めた瞬間、赤ちゃんが亡くなってしまったという現実が朝一番で突きつけられ、辛すぎる1日の始まりとなりました。

しばらくは涙を流さない日はありませんでした。

生きる気力のなくなった抜け殻のような状態だったと思います。

それでも仕事で外に出なければならない時もどうしてもあり、

どこかを通るたびに「この道を前通った時は妊娠してたから気をつけながら歩いたな
、と思い出して泣いたり、
この店に以前来た時は妊娠してたから、体のことを考えて物を選んでたな
と思い出してまた泣いたり。

何をしても現実を突きつけられ、落ち込んで泣く。その繰り返しでした。

何のために生きているのかわからない状態だったと思います。

家を出たくなくて、できるだけ外に出ずに過ごしていました。

家にこもっては、同じ経験をした人の話を検索し、その後すぐ妊娠できた人の話を見ては安心したり、悲しくなったり、辛くなったりしていました。

その時の私は、少し普通ではなかったかもしれません。

4. 意外と高い流産の確率

流産の宣告を受けた時、私はこの世でひとりぼっちだと思っていましたが、ネットで調べると意外と同じ経験をした人はいるんだなという印象を受けました。

全妊娠の約15%、妊娠したことがある人の約40%が流産を経験したことがあるというぐらいなので、当たり前にいるんだな、と感じました。

自分の周りで順調に見える人たちも、実は流産を経験していたのかもしれません。
そう考えると、少しだけ気持ちが楽になった気がします。

5. 最後に

私のこのブログが、同じ悩みを抱える人を今度は支える側になっていたら嬉しいです。

流産編は次の記事も続きます。

次は、流産後の処置についてお話しします。

すべての妊活戦士に幸あれ!

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